子どもの成長についてのお話

fami

こんにちは!9月も半ばに入りましたね。

熱帯夜がやっと終わって少しほっとしている、公認心理師教師のシマハチです!

シマハチ
シマハチ

ところで、みなさんのお子さんは何歳ですか?

子どもと一言で言っても、義務教育の期間だけでも7才から15才と幅広いですね。

小学校だけ見てみても1年生と6年生では、まるで違います。

身体の大きさも、考えることも、言語能力も、身体能力も、心も・・・

こちらが驚くほどに、どんどんどんどん成長していきます。

子どもの成長はとてもうれしいものですよね。

しかしその成長が、時に親を悩ませることがあります。

シマハチも、子どもの大きな変化に驚き戸惑い、悩む親に、たくさん出会ってきました。

親の言うことを聞かなくなったり

反抗的な態度で言い返してきたり

無視したり

こんな態度を取られたら、子どもに対しどのように接してよいか分からなくなりますよね。

でもこれは、子どもの成長の裏返しなんです。

今日は子どもが大きく成長し変化する時について、お話していきましょう。

子どもの成長を客観的に見ることについて

教師は、たくさんの子ども達と一緒に生活します。

そして、それを毎年繰り返します。

十年も学校で働けば、それはそれはすごい人数の子どもと出会うことになります。

ですから、子どもの成長について理解していくことは、教師にとってとても大切な基礎知識となります。

毎年多くの子どもと接する中で、さらに理解も深まっていきますので、

教師は比較的、子どもの成長過程というものを客観的に見ることができるのかもしれません。

でも、親はそうはいきません。

自分が育てる子どもは、1人~多くても数人。

その子が勝負であり、すべてであり、参考であり、本番です。

時に不安になりながら、時にプレッシャーを感じながら、時にワンオペで、

一生懸命に子どもを育てています。

教師のようにたくさんの子どもの成長を、参考にできる訳もありません。

自分の子どもと、他人の子を比べながら考えてみたり、

自分が子どもの頃の記憶を頼りにしてみたり、

ネットで検索してみたりしながら、一生懸命に模索します。

客観的に子どものことを見るなんて、とてもじゃないけど難しいことです。

ですから時に、子どもの予想以上の成長に気持ちが追い付かなくなってしまうこともあるんです。

それなのに子ども達は、そんな親にはお構いなく、どんどん成長して変化していくんですよね。

シマハチ
シマハチ

そんな子どもの成長に負けない親になるために、シマハチと一緒に子どもの成長を客観的に見ていきましょう!

子どもの心が成長するタイミングはとは

子どもの心が成長するタイミング、これを一言でいうと、ずばり「節目」です。

学校で考えても様々な「節目」がありますよね。

長いスパンで言うと、入学、卒業など学校自体が変わる時です。

幼稚園から小学校へ、小学校から中学校へ、中学校から高校へ。

つい少し前まで小学生だったのに、たったひと月でなんか中学生らしくなったな。

これです!

この印象をもった時、子どもはその内側で莫大な成長をしています。

小学生の環境から中学生の環境に身を置く、

そしてそこに自分を適応させていく。

この時の子どもの成長力というのは、莫大なものなのです。

次に長いスパンで言うと、小学生の場合は低・中・高学年が変わる時です。

つまり、3年生、5年生になった時です。

これはあまり一般的に言われていることではないかもしれませんが、

この低・中・高学年の変化って結構大きいんですよ。

小学校では、この低・中・高学年というカテゴリーをよく使います。

なぜなら、低・中・高学年で発達段階が大きく変わるからです。

だから、3年生→4年生になった時よりも、

4年生→5年生になった時の方が、子どもの様子が大きく変わります。

このことは、学校で働いていると、毎年見る当たり前のこととして理解するのですが、

この時の子どもの大きな変化に、戸惑ってしまう親は、とても多いです。

その次に長いスパンで言うと、学年が変わる時です。

毎年、新学年から1~2カ月の間の子ども達の変化はとても大きいです。

この前まで4年生の顔だったのに、新学年になってひと月も経つとすっかり5年生の顔になっています。

これって、気のせいでも思い込みでもなんでもないんですよね。

子ども達の心は急激に変化、成長しているんです。

最後に1年以内の短いスパンについて紹介します。

それは、長期休暇明け、つまり、夏休み・冬休みの後です。

夏休み明けの子ども達は、その学年としてすっかり板についたような心に変化します。

そして冬休み明けの子ども達は、もう次の学年に上がる準備の心になっていきます。

どうでしょう?

子ども達は、ただまっすぐ一定の伸び方で成長しているのではなく、

このような「節目」の時に大きく成長しているのです。

自分の子どもはどうだったかな?と少し思い出してみてください。

「節目」で大きく変わったなと、改めて気付くかもしれません。

子どもにとっての「節目」とは?

では、子どもにとって「節目」ってどんな時期なのでしょう?

それは、新しい環境に適応していく時期です。

察しのいい方はもうお気付きかもしれませんが、

つまりは、子どもにとってストレスフルな時期でもあるということです。

シマハチ
シマハチ

夏休み明けの子ども達は戦っている!

と言ってきたのは、つまりはそういうことなのです。

新しい環境への適応を通して、子どもは一生懸命に成長しています。

その過程で子ども達は、

親の言うことを聞かなくなったり

反抗的な態度で言い返してきたり

無視したり

という言動を、取ってしまうかもしれません。

しかし、そんな変化に親が慌ててしまい、

新しい環境を極端に避けさせたり、子どもの変化を受け入れずに怒ってばかりいたりすると、

大切な心の成長機会を失ってしまうことにも繋がってしまいます。

「節目」の時期の親の心得とは?

でも、子どもの心の成長のタイミングやその意味について理解したみなさんは、

もう、慌てる必要も、怒る必要も、悲しむ必要もありませんね。

ああ、うちの子は戦いながら成長しているんだな。

と、がんばっている子どもの姿をただ見守って、心の中で応援してあげたらいいんです。

親からただ見守ってもらった子どもは、親から強い心を分けてもらえますので、

どんどん環境に適応することができるようになります。

そしてそれが、その先の莫大な心の成長に繋がっていくのです。

子どもの成長についての話 まとめ

まとめ

子どもの心は「節目」で大きく成長する。

子どもにとって「節目」とは、ストレスフルな時期である。

子どもが「節目」を迎えた親は、慌てず、怖がらず、

ただ見守って心の中で応援することを心掛けることが大切。

ただ見守るというのが、親にとってなかなか難しいんです・・・。

でもこれが、子どもにとって心強い親となるための大切な心得なのです。

この記事がみなさんのお役に立てたらうれしいです。

シマハチ
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学校での悩みを抱えている方は、ぜひまたここに来て、一緒に解決していきましょう!

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ABOUT ME
シマハチ
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公認心理師教師
学校で働いて、約20年。 教師の傍ら心理学を勉強し、カウンセラーの資格を2つ取得。 その後、国家試験を受け、心理系唯一の国家資格である、公認心理師となる。 現在もバリバリ現役教師として働き中。カウンセラーとしても活躍中。
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